行くと決断した時には何も知らなかった!
カフェでお友達が
「砂漠をハッピーハッピー言いながら、助け合いながら250キロ歩いている
アホな知り合いがいる」と言った。
それを聴いて砂漠で星を観ている自分がイメージできて
「私、行くから連絡して〜」と即決。
参加チームメンバーと連絡が取れて250キロマラソンの参加の決定後に
「いつ行く、どこに行く、費用がいくらかかる、どんな人たちと行く」
というのがわかってきました。
ある意味で250キロってよくわかっていなかったんです(笑)。
アタカマ砂漠って地球の反対側にあるのも知らなかった。
それでもワクワクに従ってteam A☆H☆Oの10名の仲間とアタカマ砂漠レースに出場。
レース初日の歩いて1時間くらい経った頃。
視界が暗くなって足元がフラフラ。仲間がどんどん離れていき、追いつけない。
私の様子がおかしいと気が付いた仲間に「どーしたの?」と声をかけられ
「上手く息が出来ない」と伝えたけれど…
頭の中では「まだ初日だけど…まだこれから1週間あるけど」と不安がよぎる。
とにかく空気が肺に届かない。
チームリーダーのハッピーこうちゃんの
「どうしたら、一歩でも前に進めるかな?」という問いかけに
「荷物がなければ、まだ、息ができて前に進めるかも…」でした。
まだ残り245キロくらいある。
それぞれが重たい荷物を抱えている。
それでも仲間たちは即座に出来ることを判断し協力してくれました。
持てる人が荷物を持ってくれる。
歩きながら「大丈夫。ハッピー!ハッピー」と声を常々かけてくれる。
ポールを持って引っ張ってくれる。
マッサージしてくれる。
犬まで現れて、一緒に歩いてくれる。
とにかく、一人一人が限界のハズなのに、私が一歩でも前に進める様に協力を惜しまず、出来る限りのことをやってくれた。
息が上手く入らず、苦しいので「やめたい。諦めた方が楽になる」と
繰り返し、繰り返し、出る答えの中…でも?そうしたら「10人全員でゴール」の約束も守れず「ゴールで幸四郎の胴上げ」も出来ない。
それだけは嫌だな〜。仲間を裏切るのは嫌だ。
その想いだけが諦める答えをかき消し、一歩一歩、前へ。
「日本で応援してくれた仲間もガッカリさせてしまうな〜。それも嫌だな」
と奮起しては一歩一歩。
引っ張ってくれて共に歩いているらんぼうとも
「必ずゴールまで一緒に行こう」と語り合った。
諦めればラクになれる。歩き続ければ苦しい。
ずーっとニ極の選択を迫られる。
ゴールは見えない。「もぅ砂漠で死ぬのかな」…とよぎることもあれば
「意味のない事は起こらない。ハッピー」と意識を切り替えながら一歩一歩。
遠い先のゴールは見えず、とにかく目の前の一歩。
それしか今の自分にはできない。
仲間がいなければ100%ゴールは諦めたと思います。
ゴールでの約束がなければすぐに逃げ出していたと思う。
応援してくれた日本の仲間に助けられ、
共に歩いた仲間に助けられて出来たみんなのゴール。
ゴールした瞬間の感動は今まで体験した中で最高の瞬間でした。
帰国後、日本で待つ家族や仲間達にハッピーな報告が出来ました。
出来たドキュメンタリー映画「ライフトレジャー」のおかげでまた、
新たなる人たちとのご縁も結ばれました。
一歩を諦めなければ、必ずハッピーな道が開ける。
そして素晴らしい仲間と更に色々なことが出来る。
おかげさまで、日々のハッピーが更に増えて人生のステージアップになりました。
今後も直感を信じてワクワクする感覚を大切にして
地球冒険をもっともっと仲間と楽しみたいです。ありがと〜う。
ハッピー!
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